第26回 ひとりぐらし(98.09.24)(98.09.28補記)

 さて。とある事情によって半年だけおおむね一人暮らしをしていたのだが、その生活も明日まで。まずはめでたい。いや、本当にめでたい事情があるのですが、それは今回は話題にいたしません。帰ってきてしばらくしてからね。ここに書くかはわかんないけど。

 んでもって。「だいたい」自炊はしてました。まあ基本的にご飯を作る、というのはあんまり苦にならないらしい。すくなくとも、コンビニにご飯を買いに行くと2回に1回は絶望感におそわれることにくらべると、快適なものである。

 が。せんたく。そうじ。こいつらが私にとっては鬼門でありました。家の中がだんだんべとついてきた感じがして。別に床に生ゴミが散乱している、とかそういうことはいっさいないんだけど、なにせアパートじゃなくて、家一件のひとりぐらしだったから。いや、おもいましたね。

 ハウスキーピングは偉大だ。

 いや、やっぱり実感します。専業でハウスキーピングをすることがいかにすごいことか、というのは。いやあ。

 たぶんね、自分のテリトリー、といえる範囲だけならまあ保てるんですよ。自分の部屋とせいぜいキッチン、とか。ところが、私の場合、風呂などになるとすでに怪しい。さらにいえば、居間とか庭になるとお手上げ。やっぱりここまで管理のテリトリー広げるのって、難しいわ。

 ま、庭に関してはときどき帰ってくる父がみかねて草刈りしましたがね。ま、半年ほったらかしだったのでひどいことになっとりました。

 ひとりぐらし。半年前に、会社勤めを始めるに当たってしてみようかな、と考えたことがなかったわけじゃないけれど。いや、とりあえず半年だけ片足つっこんでみましたが、たのしかったです。ま、経済的事情とか何とか考えたら、アパートかりよ、とはおもわないけどさ。

補記 んでもって。マイアミから帰ってきた母親は、絶句とともに帰った直後に台所の掃除を始めました。いやいや。よくこんな状況で生活してたね、と。一言もなかったです。あと。夜、うちに帰ってご飯があるっていうのはほんとにすごいことですね。はい。

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