第19回 もったいない(98.07.25)

 世の中には2種類の人間がいる。ご飯粒を残せる人間と残せない人間だ。

 わたしは後者である。子どもの頃きびしくしつけられたからだ。が。かといって、食べ物を捨てることができない、というわけではない。腐っているかあやしいものは躊躇なく捨てる。もう速攻で捨てる。それだけではない。おいしくないものも…躊躇するけれど…捨てる。わたしはそういうもの(できそこないのスパゲティとか、どう考えても味付けが間違っている野菜炒めとか)を捨てるとき、「ごめんなさいする」という。

 まあしかし「もったいない」という感覚はそれなりに貴重なものだとは思う。

 少なくとも、「地球のための」リサイクル、なんて言うよりは「もったいないから」リサイクル、のほうが僕にはピンとくる。ああでも、「もったいないおばけ」は嫌だなあ。あれは生理的に受け付けない。

 しかしこのもったいないという感覚、人によってずいぶん違うもので。

 わたしにとってはやはり茶碗のご飯粒はかなりもったいない。でもおかま(炊飯器)のご飯粒は洗っちゃう。しゃもじのご飯粒も洗っちゃう。包装紙は全然もったいないと思わない。雑誌…は昔はもったいないのランクが非常に高かったがいまはとっておくスペースもなくごめんないさしている。

 ああああ、漫画を捨てるのはもったいない。1500冊以上あるがそれはもったいない。

 そして一番(無駄だと思うのに)もったいなくて捨てにくいもの。雑誌の付録のCDROM。いやあ、ぜーったい使わないと思うのに、捨てにくいですね。まあそれでも思い切って捨てるんだけど。フロッピーディスクの時もそういう時期があったなあ。エラーを起こしたディスクも分解するとどきどきするの。メディアって言うのはそういうもんですかね。

 いずれMOが気楽に捨てられるようになったりして。

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