第15回 電話が嫌いだ(98.05.19)

 昔から電話というのは得意ではない。受けるのもかけるのも苦手だ。顔が見えないわりに強制力の強いコミュニケーション手段だからだろうか。話が始まってしまえばどうということもないのだが、話が始まるまではやはり苦手だ。だから「こちらからかける」ということはほとんどない。用がなく何となくかける、というのはもっとやったことがない。

 そーゆー意味で、最近、毎日アメリカにいる家族に電話をするのはあまり快適ではない。英語に自信がないだけに、相手が「ほにゃらか?」といってきたら、とにかく「るーむなんぱー、とうぇんてぃーとぅーふぉーないん、ぷりーず」ということになる。これが通じればいいのだが、「excuse me?」などとこられたひにゃあもうおろおろするしかない。とにかくこちらは数字を連呼するだけでございます。あーあ、コンプレックス丸出しだな、これ。

 電話の応対、というのはいろいろあるが、「もしもし」とは確認の言葉だからいわないものだ、というのは会社に入って初めて聞いた。電話応対のこの言葉、もともとは「申す申す」だったらしいのだが、いまは誰もそんなこと意識していない。ありがとうが「有り難い」(めったにない)だということ以上に語源と関係なく使われている。

 だから、携帯電話の場合は「へらへら」にしよう、と広告業界が普及させようとしてしまえばしたかもしれない。「へらへら」…緊張感がなくていいなあ。携帯電話で気の抜けた声で「へらへら」「へらへら」というのは、携帯電話使用者特有の大きな声で「もしもし」とやられるよりはいいかも知れない。ただちょっとおかしい人みたいで。

嫌か。

「ぽむぽむ」…あ、わかんないネタつかっちゃった。

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