YOMUKATYPE

1.「諸君!」(01.12.24)

諸君 私はタイピングが好きだ
諸君 私はタイピングが好きだ
諸君 私はタイピングが大好きだ

高速タイプが好きだ
ノーミスタイプが好きだ
ランダムタイプが好きだ
記号タイプが好きだ
長文タイプが好きだ
単文タイプが好きだ
一段タイプが好きだ
二段タイプが好きだ
全段タイプが好きだ

英字で 数字で
かなで 親指で
一指で 片手で
携帯で 室内で
屋外で 空中で

この地上で行われるありとあらゆるタイピングが大好きだ

キーボードをならべたSEの一斉タイプが打鍵音と共に敵ゾンビを吹き飛ばすのが好きだ
長文を掲げ襲いかかるゾンビ兵が高速入力でばらばらになった時など心がおどる

OLの操るコンパックの106キーボードが敵ゾンビを撃破するのが好きだ
悲鳴を上げて燃えさかる外車から飛び出してきたゾンビをA評価で撃ち倒した時など胸がすくような気持ちだった

指先をそろえたビギナーの入力が単語の羅列を蹂躙するのが好きだ
恐慌状態の小指が既に息絶えた敵単語を何度も何度も打鍵している様など感動すら覚える

刹那主義的に並ぶ単語達を一気呵成に打ち上げていく様などはもうたまらない
無表情なアルファベットが私の振り下ろした指の先とともにクリック音を上げるキーボードにばたばたと消されていくのも最高だ

特殊文字の連続に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだったXHのペースが蹂躙されESCに小指がのびていく様はとてもとても悲しいものだ

英単語の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
難解単語に追いまわされ素人の様にベスト100圏外を這い回るのは屈辱の極みだ

諸君 私はタイピングを地獄の様なタイピングを望んでいる
諸君 私に付き従う鍵友諸君
君達は一体何を望んでいる?

更なるタイピングを望むか?
情け容赦のない怒濤の様なタイピングを望むか?
10本指の限りを尽くし世界中の文章を打ちつくす嵐の様な打鍵を望むか?


『タイピング! タイピング! タイピング!』


よろしい ならばタイピングだ


我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする10本の指だ
だがこの白い背景の頁で一年間もの間競い続けてきた我々にただのタイピングではもはや足りない!!

大タイピングを!!
一心不乱の大タイピングを!!

我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ打鍵者に過ぎない
だが諸君はSSレベルの古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力50万打鍵/分の打鍵団となる

タッチタイプを忘却の彼方へと追いやり一本指入力にかまけている連中を叩き起こそう
手を握りつぶし指を引きずりだして十本の指を思い出させよう
連中に恐怖の味を思い出させてやる
連中に我々の打鍵の音を思い出させてやる

天と地のはざまには奴らの打鍵では思いもよらない速さがあることを思い出させてやる
一千人のSSレベルの打鍵団で
法律を入力し尽くしてやる

「最後の大隊大隊指揮官より全空中艦隊へ」
目標日本国憲法全文!!

第二次タイピング作戦 状況を打鍵せよ

征くぞ 諸君

いまさら感は強いが、なんとなく。「タイプウェル憲法」、楽しみにしてます。