PC8801mkII

冷静に考えると、スペック、全然知らないまま使っていました。ディスクがあって、絵がきれいで、音は弱いパソコン、というイメージしかありませんでした。まだカセットテープも現役。

雑誌のプログラムリスト

リスト台、というのを作って使っていました。キーボードの上にかぶせる、アクリル板で作ったコの字型のカバー。その上にプログラムリストが掲載された本を乗せて打ち込んでいた。この時代はマシン語プログラムばかりだったのだが、テンキーの記号部分にアルファベットを割り振って入力できるマシン語モニタのおかげで、PC6001のころに比べ、入力スピードは飛躍的に向上した。もうひとつ、これは6001のころから使っていたのだが、「リストルーペ」があった。横に長いルーペで、中に赤い線が入っているもの。これを雑誌に当てるとかなり見やすかった。

といっても入力した、8801用のゲームは「ウットイ」(I/O)くらいしか覚えていない上に、面白かったか?というと……。いや、嫌いじゃなかったんですが。ブロックを出したり消したりできるマイキャラをあやつり、ゴールまでたどりつくゲーム。電球やマッチなどが的で、ぶつかると死んでしまいます。エレベーターなどのギミックがあり、それなりにたのしめました。全100面の市販バージョンに対して、30面しか収録してくれていなっかったが残念。

あ、も一つ思い出しました。いわゆる一筆書きパズルで、「XOR」(エクサー)がありました。これは、全1000面もあるが、その前に飽きる、という代物でした。えーっと、雑誌は多分アスキー。ログインかも。

で、何を入力したかといえば、8001用のソフトです。8001のマシン語プログラムをディスクで扱える「S-DOS」(I/O)をフルに活用していました。ロード用の命令が「load@」だったことだけ覚えています。覚えているゲーム名を列挙します。「PIO PIO」(ドアドアタイプのフィールドで、すべての電灯に電球をつけるのが目的)、「クレイジークライマー」「PUNCH! PUNCH!」「DOG FIGHT」(8方向シューティング)「ULTAN」(減衰する波を使ったパズルアクション。このゲームはPIOのソノシートに収録されていた)

アスキーの特集が「OLYMPIC GAMES」だった号のテープアスキー(おお!懐かしい響きだ)を買っています。「聖火リレー」というすごろく、「戦車競争」というMILE BONESと同様のカードゲームがありました。コンピュータ側のプレイヤーの台詞が印象的でした。「セージン:ホウフクヲ カクゴシタマエ」「パチカブルシ……(罰かぶるべしの誤植?)」「ナンテ コトヲ」

市販のゲームソフト

システムソフトの黄金時代

何は無くともシステムソフトの「ロードランナー」。ぶっ続けで150面クリアした過去があります。チャンピオンシップはやっいませんが(後にエミュレータでクリア)、システムソフトの「ロードランナーファンブック」(これはまだ持っている)の50面は3つ以外クリアできました(ちなみにクリアできなかったのはシンメトリックメイズ、LOGIN、ASCII)。パズルアクションとしては今でも最高のゲームだと思います。

同時期に出た「Devid's Midnight Magic」というピンボールもよく遊びました。これも名作です。フィーチャーの配置、バランス、玉の挙動、と、コンピュータのピンボールとしてはとてもよかったです(僕は本物のピンボールに思い入れがあるのでこういう書き方になってしまいます)。ハイスコアははっきり覚えてないけど、70万点くらい。「チョップリフター!」は遊んでません。

この3本は、「ブローダーバンド」というアメリカのソフトハウスのゲームの移植でした。このメーカー、後にシェアオンラインかオリジン(どっちだっけ?)の一部となりました。

初期に買ったゲームたち

カレイジアス ペルセウス」というRPGのようなものを買いました。次いきます。っと、いちおう分かんない人もいっぱいいるんで、解説。雑誌広告で、「国産初のRPG」と大々的に宣伝されていて、結構売れたゲームですが、内容はサギ。とにかく12星座の敵を体当たりで殺していくゲームで、結論から言うと、「マップ上の敵のうち、一番弱いのを全部、つぎに弱いのを全部、と順に倒していくゲーム」でした。純粋にそれだけです。まあ、作業ですな。もちろん、動きは遅いし、反応も鈍い。

当時は、ゲームソフトにテープ版とディスク版の2通りあって、ディスク版の方が高かったのです。その差額を惜しんでテープで買ったソフトがいくつか。2000円惜しさにテープ版(4800円)を買って、ロード時間に耐えられずあまり遊んであげなかったのが「ボールパニカー」(ポニーキャニオン)というピンボール。まあ、ミッドナイトマジックの方が出来はよかったんですけど。

 もう一つテープで買っています。「ディグダグ」(電波新聞社)。グラフィックの出来はよかったです。でも、音楽が88の寂しい音で「ててててっ ててててっ」ではつらすぎ。やっぱり「てぃたてぃたってぃてぃ てぃったたったっ てぃったてぃったてぃたたっ」(何だこの文字列は)という軽快な音楽でないとねえ。さらに致命的なのが、面が進むと敵が速くなる代わりに、相対的に自分が遅くなると言う移植方法。きっとテープでなくてもあんまり遊ばなかったんだろうなあ。

エニックスのパソコンゲームメーカーとしての名を高めたのが「ドアドア」(エニックス)。ゆうても、ソフトウェアコンテストの最優秀作品だから、自社開発、ではないんだけど。作者は現在チュンソフトの中村光一。「チュン」というのは、このゲームの主人公、「チュンチュン」からきているはず。

ゲームの内容は、床があって梯子があってドアがあって、のフィールドを、敵から逃げつつ誘導し、ドアを開けてモンスターを中に入れ、ドアを閉めて捕獲する、というゲーム。敵の移動特性、一度しか使えないドア、と戦略が大事なゲーム。方向性としては、パターンプレイをつくるゲームであった。

けっこうやり込みましたね。ただ、ゲームの性質上、「どうしても助からない」シチュエーションになりやすく、追い詰められる感じはあまり好きじゃなかったな。それでも、中村氏の次回作「ニュートロン」も買っているのですが。ニュートロンは、マイキャラがかごで、木の枝の上がフィールドで、花からなった実を回収するゲーム。かなり難しかったと思います。

エニックスでは、もう1つ。「アルフォス」。ごめんなさい、むしろ「タイニーゼビウス」のほうが好き。ちゃんとナムコからコピーライトもとったゼビウスもどき。ルールは全く一緒。ただ音がなくて、画面上の球数が少なくて、スピードもゆっくり目。ただし、当時はそれに納得しつつ遊んでいたのも確かです。

デゼニランド」(ハドソン)はコマンド入力型のアドベンチャー。BASICマガジンのレスキューアドベンチャーという記事を頼りにすすめていきましたが、棺おけに十字架がどうしても入らずお蔵入り。解答を入手して、「ATTACH」という単語に絶句。そういうゲームがまだまともなゲームとして生きていた時代です。いわゆる「言葉探しアドベンチャー」というやつですね。当時はそれも面白かったんですが。先にいくといきなり柱を磨く(POLISH)必要があったりして、理不尽度爆発。とどめはなにもないところでジャンプ。いや、自力では無理ですな。

で、レスキューアドベンチャーを見つつ楽しんでといたのがシステムソフトの「ミコとアケミのジャングルアドベンチャー」。これは面白かったです。いわゆるコマンド選択型アドベンチャーの走りでした。最近のアドベンチャーとの差は「ゲームオーバー」の存在。まだ、「瞬間画面表示(その場で描画するのではなく、画像イメージをディスクから直接読み込む)」のはしりでもあります。

※昔は、絵を表示するとき、ディスクから読む、なんてできなかったのもあって、「線を引いて」「その中を塗りつぶす」なんていう命令をひとつひとつ実行して、その場で絵を描いていました。ラインペイント方式といいます。はい。

ジェルダII」(キャリーラボ)はワイヤーフレーム3Dのシューティング。えーと、線画による立体です。結局2面をクリアできなかったけど、まあ面白かったです。「ハンテン!」というときの音がポイントですね。あと、台形のはやい敵、ジェルミダーを倒したときの気持ちよさ。ジェルダファンブック(攻略冊子)、持ってます。これを見ても2面クリアできなかった僕って・・・

衝撃的だったゲーム

ゲームアーツの登場は革命的でした。「テグザー」です。何よりインパクトのある滑らかなスクロール。自動照準レーザーの打てる2足歩行形態と、自由に飛べる飛行形態を使い分け、迷路状のフィールドをエネルギーがなくならないように進んでいく。とにかくかっこよかった。同時期に出た「キュービーパニック」は内容を知りませんが、いいアクションパズルだったらしいです。

一時代を築いた、日本ファルコムの「ザナドゥ」。パズル的で面白かったRPG。当時の大ヒット作。いかに効率よくアイテムと経験値を稼ぎ、効率よく買い物をするか、というのが本質。単純に敵を倒すのやダンジョンをさまようのが面白かった。あと、大きいボスキャラ、というのはこのゲームが元祖、といってよさそう。当時は、「デカキャラ」と呼んでいました。完全に死語やね。

余談ですが、このゲームを買うとき8801SR版と間違えてしまい、交換してもらいました。LAOX五井店の店員さんにはご迷惑をおかけしました。

同時期に出た「ハイドライド2」(T&Eソフト)は、理不尽な謎が多く、つらかったです。「ミスティックドラッグ」の場所とか、よく分からないラストの終わり方とか。地下帝国からはあまり面白くありませんでしたし。ゲーム雑誌では半年くらいランキングで「ザナドウ」が1位、「ハイドライド2」が2位でした。

この二つのメーカー、アクションRPGの元祖として有名な「ドラゴンスレイヤー」と「ハイドライド」でも同じような戦いがありましたが、このときは「ハイドライド」の圧勝でした。

今でも面白い、という意味では一番評価が高いのは当時ですら時代遅れの、8001用の「FAN FUN」。なぜか床に画鋲の敷き詰められた風船工場で、扇風機の向きを変えて風を送り、出来上がってくる風船を倉庫に誘導する、というゲーム。と聞くとつまらなそうで、実際僕もそう思いましたが、遊んでみると風を風船に当てる感覚が実に気持ちいい。テープからディスクに落として遊んだものです。あ、エニックスのソフトです。個人的にエニックスでペストのソフト。でもこれもコンテストの投稿ゲーム。

幻滅的だったゲーム

ウルティマIVっていつ買ったかな。ログインにだまされて買った気がする。めんどくさいだけでいい印象がないな。とにかく、セーブできないラストダンジョンで、4時間後に最後の言葉を聞かれ、適当に3文字ずつ3つの言葉をつなげていれたら(AMO,COR,VERだったかな)、入り口に戻された。それ以来封印。

最後の言葉が何か、というのは教えていただいたのですが、結局どうやってその言葉が得られるのかは分かっていません。もちろん、エンディングの内容も。

このゲーム、一応名作、ということになっています。APPLE版を確認したわけではないが、移植がよっぽどひどかったんだろうか? 内容だけ考えてもあんまり面白くなるとは思えない、けど……

ログインではガキだった僕はどうしようもないソフトをつかまされています。1つはRPG「ハイランダー」。どこいっていいのか広くてつまんなくてやってられなかった。もう1つは素晴らしいソフトであるRPGツクールの大元とでも言うべき、RPGコンストラクションキット。おそらく光栄のもので、あのケッ作「タイムエンパイア」を作るときに使ったものらしいのだが、まあ、だめ。

悪い事して遊んだゲームたち

この時期はコピーツールが登場しています。ファイルマスター、マジックコピー、ザ・ハンドピック、ウィザードなんてのが代表的。そのコピーツール自体をコピーして使っていたわけです。いやはや。

まずは初の国産まともなRPG。BPSのブラックオニキス。地下に行くといきなりコボルト20匹にあってしまったり、井戸の底までいっていきなりクラーケンに殺されたりして、しばらく町にいる人間を、殺しまくるプレイヤーが多かった。何と言ってもラスト。6階の、色の変わる迷路(色以外マップの形は同じ)。機種ごとによって違う特定の色順にカラー迷路をとおると、「ブラックタワー」への道がひらける。そして、壁が少なくだだっ広いマップのどこかで最終目的の「ブラックオニキス」が見つかる。カラー迷路のヒントは「イロイッカイズツ」のみ。こういう理不尽な謎が当時は多かったです。

後に発売された続編のファイアークリスタル。ブラックオニキスからキャラクターをコンバートします。魔法が唱えられるようになりました。ファイアークリスタルでは戦士としての能力はのびません。そのために、コンバートするキャラクターの能力はとても重要でした。「ハイダーのマント」が重ね着できることを知っているプレイヤーは有利。マップは隠し扉が山ほどあって、激難です。最終フロアにたどり着く前に挫折する人はたくさんいたでしょう。。シリーズ3作目の「ムーンストーン」はお蔵入り。

ハドソンの「〜狂」シリーズ。野球狂はファミスタ以前の完成形でしょう。ハドソンのペスト作品。兄がテープ版をダビングしてそれをディスクに落としてしまいました。ジャン狂は麻雀ソフトの定番でしたね。このゲーム、乱数の作り方の出来が悪くて、「字一色であがれる字牌ばかりの配牌」といった、見覚えのある配牌ができてしまうこともありました。

ウィザードリイ(アスキー)はSR以降専用という表示だったのですが、遅いだけで8801でも動作します。デュプリケートディスクのデータをいじってディスク1枚で遊んでいました。善悪2パーティをレベル20くらいまで育て、MURAMASA BLADE!やGARB of LOADSも取りました。2は解いただけです。。

大戦略88(システムソフト)も同様に、SR以降という指定を無視して遊んでいました。一番やり込んだ大戦略です。この「大戦略シリーズ」、最初は藤本氏による「持ち込みソフト」でありました。

タイムトンネルは兄が遊び込んだ名作アドベンチャーゲーム。ぼくは「ミテノ トオリノ モノダ」くらいしか覚えてません。細かい内容は覚えていないのですが、おそらくハッピーエンドを迎えられなかったと思います。雑誌のグラフィック写真を見る限り女の子と結婚して終わるようなのですが……

光画堂スタジオの「覇邪の封印」。スタート時、自分のいるマス目しか見えないフィールドマップは強烈。今だったらとても許されないだろう。お金をくれる「悪徳商人」が印象的。

アスキーの「ザ・キャッスル」。お姫様を助けに城の中を進んでいくゲーム。各部屋は敵がいたり、ブロックやジャンプをうまく使わないと反対側に移動できなかったり、と豊富なギミック。至る所に扉があって、おなじ色の鍵がドア一つにつき1つ必要。各部屋ごとのアクションパズルと、全体のルートを決めるパズルと、二つの要素がうまくかみあっていたいいゲーム。ただし、続編の「キャッスルエクセレント」は、「正解ルートが一つしかない」という、ルート取りの難しさと、各画面ごとの難しさと、両方あって挫折。いくらなんでも難しすぎ。

PC6001の記事へ

PC8801MRの記事へ

トップページに戻る