田中芳樹

単独の項目作っておいてなんだけど、銀英伝と創竜伝しか読んでないです。しかも創竜伝は好みに合わないときた。というわけで、銀英伝のお話です。

「銀河英雄伝説」

とある宇宙における宇宙の歴史の一部分を書いた空想歴史小説。

登場人物みんな、すごくリアルです。出来事や登場人物を洞察する視点がものすごく深い。それが面白さを支えていると思います。あちこちで言い尽くされているけど、同時代の人の考察、あるいは後の歴史家の考察を引用する形で述べるというのが実に効果的。

一騎討ちをしたこともある、シェーンコップとロイエンタール。この二人が印象的だな。感想にも何にもなってないけどさ。

「民主主義か、専制政治か」という問いかけが作品の中のひとつのテーマとなっています。正解はない、ということも明示されています。現実ではどうなんでしょうね。まだ一つの星の中の話に過ぎませんが。

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